2010年の新年も無事に訪れ、これからインドネシア諸島では多くの人々が様々な祝日を迎えることになります。
最初に迎えるのは2月14日に予定されている中国の旧正月です。今年は偶然にもバレンタインデーと同じ日となりました。インドネシアには多くの華人が在住し、毎年行われるさまざまな祝日の中でも旧正月はもっとも大切な伝統行事に考えられています。
今年の祝日は、寅年のはじまりを表してもいます。寅は中国の占星術により定められている干支のひとつで、勇敢さをあらわし火災や盗難、霊厄などの厄事から守ってくれるといわれています。中国の旧正月は家族が一同に集まる日であり、地元でのお祭りが行われるなか、先祖への祈りが捧げられます。
同様に、イスラム社会でも2月26日には特別な祭日が予定されています。マウリッドナビ・ムハマッドSAWは預言者モハメッドの生誕日であり同時に命日でもあります。この日はイスラム教の教えを忠実に支持するための記念日です。
そしてバリ島では3月16日にニュピが祝われます。この日は24時間島中の時間が止まったかのように静寂に包まれます。バリの旧暦によれば、ニュピはバリの新年にあたり昼夜をとわずすべての日常活動が禁止されるほか、空港も閉鎖となります。ニュピの日には島からすべての悪霊を排除し、厄をもたらす穢れを祓うことで島を浄化するという意味をもっています。
バリ島全体が、すべての日常生活の流れを止めてしまう様は、大変珍しい現象です。地元の伝統文化に敬意を払い、観光客の皆様もこの日はホテルの敷地内から外出することはご遠慮ください。こうした「静寂の日」は世界中でもバリのみで体験できる特別な日となるでしょう。そして全てが日常にもどる頃、新しく生まれ変わったような気持ちが芽生えるでしょう。